みなさん、2学期、3学期が始まると保育士の仕事はさらに忙しさを増します。
なぜなら2学期、3学期からはさらに行事が増える傾向にあるからです。
秋の運動会、遠足、芋ほり、そして生活発表会、クリスマス会…保育士の仕事はこれから更に多忙を極めます。
今のうちから事務仕事などを効率的に進めていくと、日常の保育に集中できるだけでなく、持ち帰りの仕事をなくしたり、自分のプライベートの時間を確保したりすることに繋がります。
今日の記事を読んでいただくと、見通しを持って効率的に仕事が進めていくヒントとなります。
今回は、『なぜ保育士は効率的な時間管理が大切なのか』をお伝えします。
1.なぜ効率的な時間の管理が大切なのか
・時間管理の必要性
上記にも記入した通り、保育士は基本的に子どもたちと一緒に過ごします。事務の仕事は保育時間外で行うので、事務時間はほぼ取れません。保育者同士が交代で事務の時間をつくる方法をしているところもあるので、貴重な時間を何に使うのか事前に準備しておかないと勿体ないです。
保育士は以下のように通常の保育の仕事の他にも同時進行しなければいけない仕事はたくさんあります。
- 年間計画、月案、週案の作成
- 次の日の保育の準備
- 月の製作の準備
- クラスだより等の手紙の文章や手紙の構成を考えて作成
- 担当している行事の案を提案、それを基に準備
- 担当している係の仕事(園内の畑の野菜の水やり、肥料、芋用の畝づくり)
- 雑務(保育室、廊下、トイレの掃除、朝の帳面シールの準備)
- 居残り当番(延長保育の場合は子どもたちが帰るまで保育室で子どもと過ごす) 等……
今思いついたものを書き出しただけでもこれだけの仕事を抱えて保育をしています。
時間の管理を考えずに仕事をしているとあっという間に〆切日が来てしまったり、行事本番は明日なので準備が全然できていなくて遅くまで残って仕事をしなくてはいけなかったりします。
私は保育士一年目の時に〆切が明日の事務仕事があったことを忘れていて、夜中の2時まで仕事をしたことがあります。
次の日の保育が眠くて、仕事に支障をきたしたことは言うまでもありません。反省…
・保育士の時間管理の具体的なメリット
では、しっかりと時間管理ができている場合はどうしょうか?「よし!今日は週案の案を考えてみよう!」「子どもたちの記録を書く時間にしよう」とすぐにやるべきことが分かるので仕事に早く取り組むことができます。また、迷う時間がないので、「何をしたらいいのか分からない…」と迷うストレスな時間はありません。また、以下のようなメリットもあります。
- 保育がスムーズにできる。
- 見通しを持って仕事ができる。
- もし仕事に不備があったり、緊急で対応するべきことが起きた場合、事務仕事を前もって進めていれば余裕をもって予定変更ができる。
- 自分の仕事に対して気持ちの余裕をもって臨める。
- 〆切に余裕をもって仕事をこなしている姿から周りの先生たちから信頼が寄せられる。
- 持ち帰りの仕事をしなくて済む。
- 一日一日を充実した気持ちで過ごすことができる。…等
このように時間の管理をしっかりとして仕事に取り組めばたくさんのメリットがあります。
まとめ
いかがでしょうか。
しかしながら、保育士一年目の先生方は、まず『どれが優先すべき内容の仕事なのか』が分からないでしょう。それは当たり前です。『私だけ周りの先生たちのようにうまく動くことができない』『仕事が早くできない』と落ち込むこともあるかもしれません。お気持ちはとても分かります。
一年目の先生たちは目の前の保育の仕事に全力で取り組んでいます。その一生懸命さ、先輩の保育者にもきっと伝わっていますよ。最初から上手くできる人はほとんどいません。
実際、私も何を優先したらいいのかを考える時間がかかりすぎたり、優先順位をつけずに仕事をしたことで〆切が間に合わなかったり、後で「あの時になぜあの仕事をしていなかったんだ」と後悔したことが多々ありました。
そこで、次回は『行事の準備』について簡潔にお伝えします。ではまた!
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